自然治癒力と施術について ― 自分の力を呼び覚ます物語

自然治癒力とは

自然治癒力とは別名「自己回復機能」とも呼ばれ、人間や動物を含むすべての生物が生まれながらにもっている「怪我や病気を治す力・機能」を指します。

外科的な手術や薬物を投与しなくても治っていく機能のことで、入浴や睡眠による疲労回復もこの力によるものです。

しかし回復スピードより疲れがたまるスピードの方が速ければどうでしょうか?
若い方は新陳代謝が良く回復も早いですが、ストレスや加齢により疲労は蓄積しやすく、身体の歪みや痛み、しびれとなって表面化します。

ゆりがおか整体院の目的

健康は特別なものではなく、不健康こそが特別な状態です。
施術の目的は無理に複雑な技術を使うのではなく、本来もっている回復機能を活かし「普通の状態」に戻すことです。

脊椎や股関節、足部にはセンサー(圧受容器)があり、関節の可動性が低下すると脳への情報も減少します。
刺激は脳の機能維持に不可欠な要素のひとつであり、可動性が低下すると脳の管理能力も落ち、様々な不調へとつながります。

当院の施術では筋肉・骨格のバランスを整え、脳を活性化させ、自己管理能力の回復を目指していきます。

来院頻度と回復の関係

疲労や歪みの度合いは人によって違います。
そのため1回で楽になる方もいれば、数回通って改善する方もいます。

重要なのは「良くなりかけた段階で施術を中断しない」ことです。
せっかく高まった自然治癒力が途中で途切れてしまうと、再び疲労が蓄積し症状が戻ってしまいます。

通院ペースの目安

通院のペースは症状や年齢によりますが、一般的には3ヶ月をひとつの目安としています。

  1. 最初の1か月(週1回)
     アメリカの実証データに基づき、施術効果が持続する間隔で通院します。脳が「悪い状態を普通」と誤認しないように整えます。
  2. 次の2か月目(二週に1回)
     自律神経・運動神経の働きを整えることを目標にします。
  3. 3か月目(月1回)
     頭痛や慢性症状の根本原因である姿勢の矯正を中心に行います。

当院の施術は「慰安」を目的としたマッサージではなく、「根本改善」を目指しています。
計画的に通院いただくことで、無理なく身体の状態を安定させることができます。

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河田 一晃

Kazuaki Kawada