膝・股関節の痛み —— 歩みを止めないための挑戦

膝・脚の付け根/股関節の痛みとは?

  • 歩き始めに膝が痛む(しばらくすると楽になる)
  • 変形性膝関節症』と診断されたことがある
  • 長時間歩いていると膝の内側や外側が痛む
  • 足の付け根、股関節が痛む(片側、両側)
  • ももの外側や前側が痛い、しびれる
  • ふくらはぎがよくつる
  • 冷え性で足先がとくに冷たい
  • よく捻挫をする
  • 膝の後ろが痛い、膝の後がはる

何が原因?

① 長時間のデスクワーク

長時間パソコンに向かい座っていると、ほぼ90度を維持したままほとんど動かすことのない膝関節と足の付け根の筋肉。
1日7~8時間のデスクワークを何週間、何ヶ月、何年と続けているうちに、足の付け根だけでなく股関節全体の動きが悪くなっていきます。

歩き始めなど、この縮んだ筋肉が急に伸ばされると、筋肉の付着部である足の付け根に痛みが出ることがあります。

② 運動不足や継続的な前かがみ姿勢

運動不足や骨盤が前に倒れるような「前かがみ姿勢」がクセになっていると、股関節を曲げる大腿四頭筋が縮んで短くなります。
そうなると、立ち上がって歩こうとしても骨盤がうまく立たず「前かがみ姿勢」「歩幅の狭い歩き方」に体が慣れてしまいます。

この習慣がと足の付け根に大きな負担をかける原因になります。

③ O脚・変形性膝関節症による膝・足の付け根への負担

O脚の特徴である膝のお皿が内側を向く姿勢がクセになっていると、歩行や階段の昇降のたびに膝関節の内側の軟骨同士が繰り返しぶつかります。
その結果、軟骨が磨り減ったりトゲができたりといった変形が起こり、痛みの原因となります。

また高齢者で「歩き出すとき膝が痛む」「膝の内側だけ痛い」「正座ができない」といった症状がある場合は、変形性膝関節症の可能性が考えられます。膝に水がたまった経験がある方などは注意が必要です。

④ 産後の子育て

当院に通う産後間もないお母様からの訴えで多いのが「足の付け根の痛み」です。
授乳や寝かせつけ、限られた時間での炊事や洗濯など、あわただしい毎日のなかで「中腰姿勢」や「前かがみ姿勢」が増え、股関節や足の付け根に負担がかかってしまいます。

当院の施術が行うこと

痛みをもたらす課題に取り組む

当院では、縮んで短くなった筋肉と動きの悪くなった関節を調整し、骨盤や股関節の歪みにアプローチしていきます。

股関節や足の付け根のトラブルは、周囲の筋をほぐすだけでは解消できません。関節をまたぐ筋肉や靭帯を実際に動かすことで、初めて柔軟性が回復していきます。
そのため「関節の柔軟性を高める」ことまで視野に入れ施術を行います。

始めは無理のない範囲から少しずつ動かし、徐々に可動域を広げていきます。関節の可動域が広がることで「足の付け根に軽さ」「大きな歩幅」「立ち上がるときの膝の痛みの軽快」を目指します。

高齢者への対応

ご高齢の方で『変形性膝関節症』と診断された場合でも、負担の少ない方法で筋肉を調整します。
膝周りの筋力をつけて関節を保護する必要があるため、無理なく筋力アップできる体操も取り入れます。
さらに「痛みのでにくい座り方・歩き方」の指導も行いますので、あきらめずにご相談ください。

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河田 一晃

Kazuaki Kawada