立体駐車場

ビルやショッピングモールなどで当たり前に目にする自走式の立体駐車場。

日本中にありますし、多くの方が何度も使ったことがあるのではないでしょうか?

この立体駐車場、日本で初めて生まれたのは、1929年(昭和4年)、東京丸の内に建てられた「丸の内ガラーヂ」でした。

当時まだ日本にはなかった立体駐車場を計画&開発して、丸の内ガラーヂの初代社長になったのが水嶋峻一郎(みずしましゅんいちろう)。
明治時代からフランスのルノー車の代理店を経営していた人物です。

彼が計画して、三菱合資会社地所部(現三菱地所)に資金提供を受けて開業しました。

ちなみに当時の駐車料金は、月極35円、夜間のみ25円、昼間のみ20円、臨時駐車が1日1円50銭でした。

3万円は、当時の大卒初任給とほぼ同等なので、今の金額に換算すると約20万強に相当すると思われます。
とにかく高額な駐車場でした。

この高い駐車料金に加え、当時の東京には自動車がまだ1500台程度しかなく、そのうち丸の内に行き来する車は、500台ほどしかありませんでした。

路上駐車も当たり前だったことから、大変経営には苦労したようでした。
しかし、東京大空襲でも焼け残った建物の頑丈さが評判になり、戦後は、申し込みが殺到しました。

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河田 一晃

Kazuaki Kawada