
世界中の誰とも被ることなく個人を識別できるものの代表が「指紋」です。
しかし、指紋も様々な身体的特徴と同様に遺伝の影響を受けています。
そのため、親兄弟とは遺伝によってある程度似ている部分があります。
そもそも指紋は、3つの模様に大別できます。
1つ目が渦状紋という、渦巻きや円を描いている形です。
2つ目が蹄状紋という、同じ方向から出て、また同じ方向に戻る形です。
3つ目が弓状紋という、片方から出て、反対方向へ向かう形です。
自分がどのタイプの模様になるかには遺伝は大いに影響しますが、最終的には当然個人ごとの指紋はそれぞれ1人ずつ異なります。
では、1つの受精卵が分裂して生まれる一卵性双生児はどうなのでしょうか?
結論から先に言えば、当然こちらも違います。
一卵性双生児は、1つの受精卵から生まれるのでDNAが同じです。
しかし指紋は先天的な{遺伝」と、後天的な「環境」によって決まるので、一卵性双生児でも異なるのです。
指紋は、妊娠9週目くらいから始まり、5カ月頃にはほぼ完成します。
その間の子宮内での位置、栄養を受け取るスピードや羊水の状態などの微妙な差が「環境」として影響して、一卵性双生児でも異なる指紋になるメカニズムは興味深いですよね。
