胸が苦しいのは「気胸」のせいかも?

突然「胸が痛い」「呼吸がしづらい」「息が吸いにくい」という場合、「気胸」のサインかもしれません。
気胸は、特に瘦せ型の若い男性に多く、呼吸状態が悪化すると、ときに命にかかわることもあります。

気胸とは?

気胸は、肺に穴が開いて空気が胸腔内に漏れ出すことで、肺がしぼんでしまう病態です。
10~30代の痩せ型の男性に多く見られる「自然気胸」が代表的ですが、高齢者では、肺気腫などの基礎疾患を伴う「続発性気胸」もあります。
更に、近年では高齢化に伴って、在宅医療の現場でも気胸を診る機会が増えています。

診断は、胸部X線やCTで容易に行うことができますが、患者が若年者である場合も多く、患者自身が症状を軽く見て、受診が遅れるケースも少なくありません。
特に軽度の気胸では、「筋肉痛かな」「風邪かな」と見過ごされがちです。
しかし、放置すると肺の虚脱が進行し、酸素の取り込みが不十分になるリスクがあります。

気胸を早期に発見・治療するためには、胸の片側だけが痛む、呼吸が浅くなるといった初期症状に気づいた時点で、医療機関を受診することが大切です。

もし周りに、突然「胸が痛い」「呼吸しづらい」「息が吸いにくい」という方がいたら、「気胸かもしれない」と覚えておきましょう。

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河田 一晃

Kazuaki Kawada