
一定の年齢になると物忘れが多くなり、「もしかして認知症?」と疑うケースがあるかもしれません。
確かに急激に物忘れが酷くなる場合、認知症の前兆であるケースも多いですが、実はもう1つ、病気以外で考えられる原因があります。
それが睡眠不足です。
実は睡眠不足が記憶力に与える影響は、とても大きいのです。
記憶を司るのは、脳の海馬という部分です。
新しい記憶は、海馬に記憶され、整理されてから、大脳皮質に保管されて定着します。
睡眠時間が短くなると、海馬が小さくなることが分かっており、記憶力や記憶を整理する力が低下します。
そのために記憶力が落ちて、物忘れにもつながるのです。
テスト勉強の場合でも、夜更かしをして勉強するよりもしっかり睡眠をとる方が成果が出やすいと言えるでしょう。
また、睡眠不足は、別の意味でもデメリットがあります。
アルツハイマー型認知症の原因物質は、アミロイドβです。
アミロイドβは、睡眠中脳から排出され、肝臓によって無毒化されますが、睡眠が足りないと脳からの排出量が減ってしまいます。
そのため、睡眠不足は、より多くのアミロイドβを脳に蓄積させることになるので、認知症発症を早めてしまうリスクにつながります。
どうか十分な睡眠を心がけてください。
